災害から身を守る。被害の拡大を防ぐ。早期に復旧する。災害時に適切な行動をとるための情報を使いやすい形で提供し、みなさんの災害対応力を高めるお手伝いをします。
当日は約1,000名の方にご来場いただき、
大盛況のうちに終了いたしました。
誠にありがとうございました。
ITの産業界への本格的な活用が始まってから、すでに半世紀以上が経過しました。
この間、デジタルテクノロジーは様々な形でリアルな社会に変化をもたらしました。
この歴史は、そのまま私たち構造計画研究所の歴史と重なります。
リアルな世界の情報を、デジタルデータとして取り込む。
デジタル技術で得られた結果を、リアルな世界に反映する。
両者は相互に連携しながら、大きな成果を生み出します。
しかし、「デジタル」と「リアル」は、そもそもまったく異質なものです。
物質的にも感情的にもたくさんの制約がある「リアル」と、
それらの制約からすべて解放されている「デジタル」。
相互に変換される度に、大切なものが抜け落ちてしまいがちになる。
異質なもの同士をつなぐには、智慧が必要です。
今回のテーマは、「デジタルとリアルをつなぐ」です。
どうしたらうまくつなぐことができるのか?
会場で皆様とともに議論できれば幸いです。
2019年9月吉日
株式会社構造計画研究所
オープンステージ
Ask the Speaker
各講演終了後、インプットした情報の理解をさらに深める「Ask the Speaker」を設置いたします。(※一部講演を除く)
聴講者の皆さんの疑問や抱える課題、追加で聞きたい内容などを直接講師と議論していただけます。是非お立ち寄りください。
※講演会場から展示会場へ場所を移します。また席に限りがございますが何卒ご了承ください。
基調講演
10:00~11:30
デジタル化・米中摩擦時代のものづくり戦略
~「強い現場」と「強い本社」の連携を~
- 東京大学大学院 経済学研究科 教授
東大ものづくり経営研究センター長 - 藤本 隆宏 氏
16:30~17:55
本当は、ずっと愚かで、はるかに使えるAI
- 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授
- 山田 誠二 氏
講演
講演1
12:50~13:40
記法と実装 ~Notation and Materialization~
- Harvard University
Graduate School of Design,
Architecture Department
Assistant Professor - 貝島 佐和子 氏
講演2
12:50~13:40
にぎわいと安全安心を創出する時空間情報デジタルツイン基盤の構築
- 名古屋大学 未来社会創造機構 教授
- 河口 信夫 氏
講演3
14:10~15:00
建築・住宅におけるIoT
~その課題と可能性~
- 東京大学 生産技術研究所 教授
- 野城 智也 氏
講演4
14:10~15:00
災害レジリエンス向上のための共通情報基盤の構築を目指して
- 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
マルチハザードリスク評価研究部門
部門長 - 藤原 広行 氏
講演5
15:30~16:20
技術コンサルティング会社に挑んだ文系社長の17年
- 株式会社構造計画研究所
代表執行役社⻑ - 服部 正太
展示のご案内 11:00~18:30
“伝わる”防災情報で
持続可能な社会を!
組織で知識を活かす技術
事故、ヒヤリハット等の記録文書には品質改善に有効な情報が多く含まれています。そこから半自動で情報を抽出し、リスク分析ツールによる設計ノウハウと連携させる、品質マネジメント向上のための新しい取り組みを紹介します。
デジタルツインで実現する
モノづくりの生産性と
品質の向上
設計の変更と生産性の検討がシームレスに繋がる。量産品の不具合による影響やその対策が過去の知見から即座に検討できる。そんな、モノづくりのプロセスをデジタルで繋げて現場を変えるためのヒントを紹介します。
物流 Re:Design
運送業界における深刻なドライバー不足への対策として、荷主と運送業者が協力して運び方全体を見直す「荷主連携」が進められています。ここでは、「数理最適化」の技術を活用した「荷主連携」の促進策を提案します。
行動センシングと、
そのデータ活用による
人にやさしい空間の未来
空港や駅、大規模商業施設における人の集中による安全性や快適性の低下に対してIoT技術を活用して何ができるのか?時空間情報の可視化・分析技術の展示を通じ、空間マネジメントの未来を想像します。
構造物の
設計プロセスを変える
デジタル技術
当社は、構造設計におけるコンピュータ活用を起源に、高度シミュレーション技術や設計者支援システムの開発等、技術領域を拡大してきました。今回の展示では、デジタル技術を活用した構造物の設計について当社が考える今後のあり方を紹介します。
社会シミュレーションで
読み解く複雑な社会課題
複雑化する社会。私達は答のない問題や社会課題を理解し、合意形成しながら解決策を見いだしてゆく必要があります。社会シミュレーションを有効に活用することで、より良い社会を創ってゆくヒントを紹介します。
5G時代の命綱、
人と人をつなぐリレー通信
5G時代突入、社会インフラとして重要度が高まるモバイルインターネット。しかしながら、もしそのインフラが停止してしまったら…?社会的な課題とも言える通信途絶に対し、リレー通信の手段を持つことの意義を提示します。
つながるビジネス
(IoTとアクセスコントロール)
IoTやスマートロックの登場で、進歩した未来の社会、経済、生活が見えてきました。IoTとアクセスコントロールを組み合わせた事例から、様々なモノ・サービスがつながる事で生み出される価値や、新たなビジネスを紹介します。
同展示会場にて
9テーマのミニ講演を実施!
10:00~11:30
デジタル化・米中摩擦時代のものづくり戦略
~「強い現場」と「強い本社」の連携を~
- 東京大学大学院 経済学研究科 教授
東大ものづくり経営研究センター長 - 藤本 隆宏 氏
IoT、AI、ロボット、インダストリー4.0など、デジタルマニュファクチャリングの革新に関する議論が近年極めて盛んに行われています。これらには、「流行」と「正常な産業進化」という2つの側面が共存しており、企業も現場も適切な対応を取ることが難しくなっています。
一面において、IoT、AI、4.0などは「流行」現象であり、他の流行と同様、言葉に振り回され、現場現物の本質を見失った極論や俗論で語られることも少なくありません。
本講演では、それらを乗り越え、イノベーションを産業進化に結び付けるにはどのような発想が必要か、について考えます。
16:30~17:55
本当は、ずっと愚かで、はるかに使えるAI
- 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授
- 山田 誠二 氏
現在第3次ブームにある人工知能AIについて、その定義や歴史に加え、今回のブームの現状とそれを特徴付ける機械学習やディープラーニングの基礎、及びAIの有効性と限界について解説します。また、AIを社会・ビジネスに導入する際の可能性や課題についても触れ、人間の労働に与える影響やAI時代に必要とされる人材、さらに今後の研究の方向性について、主に人間とAIの協調という観点から考えます。
2019年8月発行の同タイトルの著書『本当は、ずっと愚かで、はるかに使えるAI』(日刊工業新聞社)を、当日会場にて販売いたします。
Ask the Speaker
講演1
12:50~13:40
記法と実装 ~Notation and Materialization~
- Harvard University Graduate School of Design,
Architecture Department Assistant Professor - 貝島 佐和子 氏
建築は古来から様々な表記方法を駆使して空間の創造と実装を繰り返してきた分野です。どんな記法を使うかの選択は、実現可能な空間を大きく左右します。本講演では、記法(notation)を共通項としてデザインを切断すると、その内部構造を新しい視点から理解できるのではないかという考えのもと、私が特に重要視している、過去数百年に渡り相容れない存在になっている意匠と構造を再び融合させることについて考察します。そして、それを可能にするコンピュテーショナルな記法について、ヒントを得られるような実務ならびに研究プロジェクトを紹介します。
Ask the Speaker
講演2
12:50~13:40
にぎわいと安全安心を創出する
時空間情報デジタルツイン基盤の構築
- 名古屋大学 未来社会創造機構 教授
- 河口 信夫 氏
人流センサやカメラ、スマートフォンのGPS情報などの利用により、大量の人流データが容易に取得できるようになりつつあります。人流データを活用すれば、平時の人の移動や混雑度だけでなく、災害・事故発生時の滞留人口のデータなどが得られ、それらに基づき現状把握や将来予測を行うことで、おもてなしや安全安心の実現に役立てることが出来ます。本講演では、私たちがこれまで進めてきた時空間情報の可視化・分析と、開発中の時空間情報デジタルツイン基盤を紹介します。
Ask the Speaker
講演4
14:10~15:00
災害レジリエンス向上のための共通情報基盤の構築を目指して
- 国立研究開発法人 防災科学技術研究所
マルチハザードリスク評価研究部門 部門長 - 藤原 広行 氏
災害レジリエンスの向上のためには、事前の対策に資するハザード・リスクの評価技術及びそれら情報の利活用が必要です。また、災害発生時に迅速で適切な対応を可能とするための被害状況の推定・把握技術と、それら情報の共有化も不可欠となります。地震災害を対象として、ハザード情報を集約した地震ハザードステーション(J-SHIS)や地震災害発生時に迅速に被害状況を推定するシステム(J-RISQ)、それら情報の利活用システムなどを開発してきた経験を踏まえ、各種災害対応技術の展望と社会実装に向けた課題について考えます。
Ask the Speaker
- 9:00
- 30
- 10:00
- 30
- 11:00
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- 12:00
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- 13:00
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- 14:00
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- 15:00
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- 16:00
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- 17:00
- 30
- 18:00
- 30
ミニ講演
展示会場で開催
会場内にフリーWi-Fiを
用意しております
開催概要
フリーWi-Fi、
フリードリンクと軽食をご用意して、
お待ちしています
- 開催日時
- 2019年10月31日(木)
9:30 開場 10:00 開演
- 主催
- 株式会社構造計画研究所
- 会場
- 虎ノ門ヒルズフォーラム 受付5F
〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階