技術の社会化を目指して


私たち構造計画研究所は「工学知(エンジニアリング)」をベースに日々活動しています。
「エンジニアリング」という言葉は「社会性を持った技術」とも表現できます。
「技術」は「社会」に適切に組み込まれることでその効果を発揮しますが、その際に重要なのは、「どの技術を、どんな形で、どのように社会に織り込めば最大限の効果を生み出すことができるのか」という点です。
本年の K K E V i s i o n では、「技術の社会化を目指して」というテーマのもと、技術に社会性を持たせるための方策を皆さんと共に考える場にしたいと思います。
ご来場を心よりお待ち申し上げます。

2018年9月吉日
株式会社構造計画研究所
KKE Vision 2018 事務局一同

東京

10月23日(火)Open 9:30 Start 10:00

このイベントは終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

10:00-10:15

ごあいさつ

巨大地震により建物に被害が生じた危険な状態の場合、余震のリスクから避難することが必要です。一方、十分な耐震性能を有している場合には、建物が継続使用可能であることを示す必要があります。この判断は、地震発生後速やかに行う必要があります。これまでこういった判断は目視調査に依存していましたが、今日ではセンサー技術を用いて自動化する技術開発が広く行われています。さらに、今後センサーネットワークにより建物単体の被害程度情報は集約され、他の情報と統合されるでしょう。そこから見えてくる、災害対応の未来の形を紹介します。

日本は現在、利用可能な木材資源が豊富にあり、建築物への活用が国をあげて進められています。木材は、計画的な利用により永続的に供給が可能な資源で、海外では地球環境問題の対策のひとつとして木材を利用した高層建築物が建てられています。高層化は魅力的ですが、地震、火災などに対する日本の条件は厳しく、海外の高層建築をそのまま日本に持ち込むことは難しいのです。そこで、最近日本らしい木材の利用法で、あらたな建築物をつくる取組みがなされています。それらの日本らしい事例、今後期待される木のつかい方について紹介します。

10:00-10:15

ごあいさつ

災害時の情報共有は重要、と誰もが言います。では、何のために情報共有をするのでしょう。そして、どのような情報共有であるべきなのでしょう。その答えを導き出すべく、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環で「府省庁連携防災情報共有システム(SIP4D)」の研究開発を行い、平成28年熊本地震、平成29年7月九州北部豪雨、平成30年7月豪雨等の実災害の現場に適用し、実証してきました。その経験から、災害時の情報共有の必要性・有効性について講演します。

東日本大震災では、大規模な通信途絶により被災地の被害状況把握や避難情報発信は困難を極めました。「携帯電話が繋がらない。でも、どうにか情報を伝えたい」という切実な思いを叶える術は当時大変限られていました。あれから 7 年余り、通信途絶を解決する糸口としてスマートフォンによるリレー通信の可能性に着目し、産学一体となり研究開発を進めました。現在は南海トラフ地震に備えるため、高知市での社会実装を進めています。本講演では、学術的にも表彰されたその軌跡と地域導入時の思いがけぬ副次的効果、さらに今後の展望について紹介します。

トークセッション

10:00-10:15

ごあいさつ

数十年にわたり、世界中で人々が夢見て挑戦し続けてきた自動運転。近年、センサ性能や知能化技術等の進歩により、まさに実現できそうな時代を迎えています。自動車業界のみならずIT企業等も参入し、グローバルな開発競争が激化しています。本講演では、当社の先進安全システムおよび高度運転支援システムを概説し、クルマのあり方を大きく変えるであろう自動運転技術開発への取組みと技術の概要を示します。さらに、自動運転技術の実用化に向けてルール作り等の社会的課題も取り上げながら、本技術が社会に及ぼすインパクトを考えます。

自動車の製造・販売は、日本の産業界における最後の砦ともいえ、きわめて裾野の広い自動車業界の浮沈は国内の産業界全体の動向を左右しかねません。そこで官民あげての自動運転開発が活発に進められており、グローバル化に伴い他国の自動車業界にいかに伍していくかが重要となっています。ところが、国際戦略に注意が向きすぎてしまうと、利用者のニーズは置き去りにされかねません。本講演では、人の生活、街の活性化といった視点から、自動運転とその技術利用のあるべき姿について考察してみたいと思います。


主催者ごあいさつ
15:15-15:30

基調講演

15:30-17:00

人と情報技術の「共進化」は、
どのように進んできたのか?

技術と社会システムの共進化の状況を分析するには、その両方のデザイン ( 設計変数 ) に関係する中間的な変数に着目することが重要です。本講演では、その一例として、「トレーサビリティ ( 追跡可能性、あるいは遡及可能性 )」を取り上げてみたいと思います。19 世紀以来の交通革命は、商圏を拡大し、見知らぬ他人同士でも現金決済や所有権移転により取引できるようにしました。21 世紀初頭以来のセンサーやネットワークの進化は、ヒトやモノのトレーサビリティを大幅に高め、経済のサービス化 ( シェアリング化 ) を加速させています。さらに、クラウド化や AIの活用が、信用のあり方すらも大きく変えつつあります。モノ・ヒト・情報の「トレーサビリティ」によって、近代の経済・社会がどのような変化を遂げたのかについて考察します。

慶應義塾 常任理事
慶應義塾大学 総合政策学部 教授

國領 二郎 氏

1982 年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。
1992 年ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士。
1993 年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。
2000 年同教授。2003 年同大学環境情報学部教授などを経て、
2009 年総合政策学部長。
2005 年から 2009 年まで SFC 研究所長も務める。
2013 年より慶應義塾常任理事に就任し、現在に至る。
主な著書に「オープン・アーキテ クチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、
「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)がある。

体感展示

ビ ール(ミクロ) か ら (マクロ) ま で 」


私たちの生活は、たくさんの技術で溢れています。それは何気なくメールを開く、ビールを注ぐといったとても身近な場面から、 今朝通りすぎた建物の設計、遠くに見える鉄塔にまで、ひっそりと馴染んでいます。 そこには学術研究から始まった技術もあれば、社会のニーズから生まれたものもあります。 社会と共に歩んできた当社の技術も、あらゆる場面(スケール)で活用されています。 今回の展示ではプロトタイプや模型を作成し、当社技術の活用範囲や可能性を感じてもらえるようにしました。 この機会に、ぜひお立ち寄りください。
*展示内容の最新情報は順次、公式サイトにて更新します。

注ぐ回数で、泡が変わる?

ビールの泡は、一気に注ぐよりも、数回に分けて注いだ方が、泡がまろやかになるそうです。粒子法を使って解析します。

未知との構造物との遭遇!?

コンピュテーショナルデザインを用いて、構造物の最適化を行います。さて、どのような形態が生まれるか結果はいかに・・・?

健康 ⇄ 恋愛 ⇄ お金 ?

統計的因果推論の手法を使って、「健康」「恋愛」「お金」にまつわる志向に関するアンケート結果から、その因果関係を推定します。

今話題のサイバー攻撃を体験!

企業を狙う「標的型サイバー攻撃」がどのように行われるかを疑似体験できます。組織内ネットワークへの侵入を防ぐには、どんな対策が必要なのか?考えてみませんか?

6時間後の水位、ほぼ当てます

カオス理論を用いたアプローチで、平成30年 台風20号の際にリアルタイムに予測した結果をご覧いただけます。その精度はいかに・・・?

津波警報発令!
その時、人はどう動く?

「自転車避難」を想定した避難シミュレーションを行います。電動アシスト自転車は、徒歩とクルマの弱点を克服する救世主となるかもしれません。

見えない電波を見る

どこでも電波が入るのは当たり前?基地局の位置によって、電波が届く範囲が変化する様子をご覧ください。

落ちた雷のその先へ

大きなエネルギーを持つ雷は、落ちた後はどうなっているのでしょうか?性質の異なる構造物を対象に、落雷後の電気の流れを予想しました。その違いとは?

会場案内

セルリアンタワー東急ホテル B2

〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1

【アクセス】渋谷駅西口より徒歩約5 分

お問い合わせ
KKE Vision 2018  事務局

TEL 03-3222-8949
受付時間 平日10:00 - 18:00(土日祝休み)

*事務局運営は、株式会社ビッグビートに委託しております。

E-mail
kv2018@event-site.info


大阪

11月30日(金)Open 13:00 Start 14:00


プログラム

14:00-14:30
手話通訳付き
主催者挨拶  株式会社構造計画研究所 取締役副社長 澤飯 明広
ご来賓挨拶  関西経済同友会代表幹事 りそな銀行副会長 池田 博之氏
14:30-15:45
特別講演1
大震災の起きない都市を目指して
東京工業大学 名誉教授
日本免震構造協会 会長
元・日本建築学会 会長
和田 章 氏

日本学術会議では「大震災の起きない都市を目指して」との提言を2017 年8 月に発表しています。現在の我が国のように、非常に高密度の建物や機能が集中し多くの人や組織が集まっている都市では、一旦大地震に遭遇すると社会システムの崩壊なども含めて悲惨かつ甚大な震災となりえます。これを防ぐためには、ハード的な対策とともにソフト的な対策も含めた事前の対策が必須です。都市の将来を見通して、事前に何をなすべきかについて講演します。

16:15-17:30
特別講演2
数理工学: 社会を支える数学
~ 最先端数理工学の将来 ~
東京大学
生産技術研究所 教授
合原 一幸 氏

実世界を対象にした社会を支える数学である「数理工学」の概要を紹介します。まずはじめに、データ駆動型数理モデリングや非線形時系列予測など、近年の数理工学の発展について解説します。続けてその具体的な社会への応用事例、例えば、癌などの疾病や複雑システムの故障を事前に予測する動的ネットワークマーカー、経済・電力網や地震などのビッグデータ解析、AI(人工知能)や脳型コン ピュータの今後の方向性などに関して説明します。

体感展示

はじまり つながり そして ひろがり


私たちの生活に溶け込んでいる技術は、学術研究から始まったものもあれば、社会のニーズから生まれたものもあります。
社会と共に歩んできた当社も、人に役立つ技術を核にさまざまな場面に合わせて、技術を追求してきました。
当社創業時の構造設計への取り組みをはじめ、地震シミュレータとVR技術を組み合わせた体感型展示など、当社の歩みから最新技術までを展示いたします。 この機会に、ぜひお立ち寄りください。

*展示時間 13時-16時15分

地震ザブトンVR

当社の大阪イベントで初めてとなる「地震ザブトンVR」の出展!木造一戸建ての室内で、阪神・淡路大震災、東日本大震災、平成28年熊本地震が発生した際の家具転倒シミュレーションを稼働椅子とVRでリアルにご体験いただけます。

KKEの原点

構造計画研究所は昭和34年、品川区の古い木造の民家を改造した事務所で設立されました。天守閣再建計画で構造設計を担当した熊本城の図面をはじめ、当社の原点とも言える構造設計への取り組みをご紹介します。

激甚化する水害に備える
- 洪水・土石流・高潮 -

本ブースでは河川水位予測、土石流、高潮などさまざまな水害シミュレーションの動画をご覧いただけます。従来の手法とは異なる河川水位技術の精度を、本年8月の台風20号のモデルでお確かめください。

標的型サイバー攻撃対策

企業を狙う「標的型サイバー攻撃」がどのように行われるかを疑似体験できます。組織内ネットワークへの侵入を防ぐには、どんな対策が必要なのか?考えてみませんか?

ビールの泡解析

ビールの泡は、一気に注ぐよりも、数回に分けて注いだ方が、泡がまろやかになるそうです。粒子法を使って解析します。

Factories in my pocket
- 屋内 3Dデジタル化とその活用 -

東京ドームも2日かからず計測可能に!ビルや工場、駅、空港といった大規模な屋内空間も素早くスキャンし、屋内の形状データと高解像度パノラマ画像から、屋内3Dマップを作成します。

入室管理をクラウドで安価手軽に!

アプリ不要で利用できるスマートロック。クラウドサービスによる部屋や施設への出入りを一元管理する仕組みを見て、触っていただけます。

会場案内

ナレッジキャピタル
コングレコンベンションセンター

〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F

TEL 06-6292-6911 FAX 06-6292-6921

お問い合わせ
KKE Vision 2018  事務局

TEL 03-3222-8949
受付時間 平日10:00 - 18:00(土日祝休み)

*事務局運営は、株式会社ビッグビートに委託しております。

E-mail
kv2018@event-site.info

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