14:10-15:10東日本大震災後の津波防災と
粒子法シミュレーションの役割
東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 氏
東日本大震災での津波による大きな被害を教訓とし、中央防災会議では津波の想定を2種類としました。すなわち、防波堤などの構造物によって防護できる津波と、住民避難を必要とする最大クラスの津波です。こうした津波は、日本発の技術である粒子法を用いることで、大規模な津波遡上の3次元シミュレーションに加え、浮遊物の挙動をも再現できます。本講演では、製造業界で広く使われ始めた粒子法の津波防災での有用性についてご紹介します。