KKE Visionは、より良い社会の実現に向けた様々な取り組みを、多くの方々と共有する場として、その形を変えながら10年以上続けているイベントです。
当社のThought(社会と共に目指す未来像・方向性)およびイベントテーマである
「Innovating for a Wise Future」には、
賢慮ある未来をどのように切り拓いていくか?
という問いが込められています。
本イベントで得られる最新の知見の数々を、どのように味付けし、
どんな料理(未来)を創造するか。皆さまとともに考える場とできれば幸いです。
ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。
2017年9月吉日
株式会社構造計画研究所
KKE Vision 2017 事務局一同
日本初の国産コンピュータやソフトウェアの開発が国を挙げて行われていた1960 年代。政界や産業界のキーマン達はどのような将来を描き、どのように時代を動かしたのでしょうか。さらに、IT 機器の小型化・高機能化・ネットワーク化が実現され、スタートアップブームにより様々なIoT サービスが爆発的に広がる現在において、私たちの生活はどう変わり、どのような未来が描けるのでしょうか。
著書「マイコン・ウォーズ」や「日本コンピュータの黎明~富士通・池田敏雄の生と死~」、「ジャパン・モデル 日本が米国を再び追い抜く日」などで、数多くのキーマンにインタビューされた田原総一朗氏と、“聞く力の教科書”で知られる魚住りえ氏が、コンピュータ産業の黎明期から現在、そして未来のIT 社会について徹底検証します。
1934年、滋賀県生まれ。
1960年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。
1964年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。
1977年にフリーに。
テレビ朝日「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。
1988年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。
現在、「朝まで生テレビ!」とBS朝日「激論!クロスファイア」出演中。
自然災害に備える ~シミュレーションの可能性~ |
建築・都市とデジタル世界の融合 |
コンピューテーショナル・ソーシャル・ サイエンスによる社会デザイン |
10:00-
10:15 ご挨拶
構造計画研究所 取締役副社長
澤飯 明広
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10:00-
10:15 ご挨拶
構造計画研究所 取締役専務執行役員
水野 哲博
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10:00-
10:15 ご挨拶
構造計画研究所 代表取締役社長
服部 正太
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10:15-
11:45 レジリエントな社会に向けた
地震防災対策と防災技術 東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 教授 翠川 三郎 氏
東日本大震災により、現代社会が災害に対して脆弱であることが改めて認識されました。災害に対して強くしなやかであるレジリエントな社会に向け、国土強靱化が推進されています。そのための地震防災対策として、建築物の耐震化、津波対策、ライフライン対策、長周期地震動対策、リスクコミュニケーションの推進などがあげられます。本講演では、これらの防災対策のいくつかを紹介し、それらを支える防災技術としてのシミュレーション技術や防災インフラとしての観測、データベースの重要性について説明します。
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10:15-
11:45 設計・施工・運用の枠を超えてつながる
BIMの実現に向けて 東京大学 生産技術研究所 教授 野城 智也 氏
BIM は、世界規模でみれば建築の作り方・使い方に大きな変革をもたらしつつありますが、日本での普及展開は遅々としています。その一因は、BIMが設計・施工・運用でそれぞれ別個に用いられているために、本来の便益が十分に発揮できていないことにあると推察されます。こうした問題意識のもとに、設計・施工・運用に携わる関係者が集まり、組織・プロセスの枠を越えてBIM をつなげて利活用するための課題と方策を提言としてとりまとめました。本講演では「BIM をつなぐ10 のことば」を軸に、その提言内容を紹介します。
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10:15-
11:00 実社会の問題を解決してこそ OR
~40年にわたる実績をもとに~ 実社会の問題を解決してこそ OR
~40年にわたる実績をもとに~ 株式会社構造計画研究所 シニアアドバイザー
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会 フェロー 中野 一夫
日科技連が米国からOR(オペレーションズ・リサーチ)を企業経営の意思決定に導入して60年以上が経ちます。その間、コンピュータの進化と相まって、高度な理論や技法等が開発・発表されてきましたが、ORの神髄は「実社会の問題をいかに解決できるか」です。ORを適用するためには、対象システムのモデル化が必須であり、ポイントとなります。本講演では、問題解決のニーズにOR手法を適用した代表的事例をそのモデル化技法とともに解説し、ORの実社会での有効性を示します。
11:00-
12:00 計算社会科学で読み解く人間と社会
名古屋大学大学院 情報学研究科 複雑系科学専攻 助教
笹原 和俊 氏
計算社会科学(Computational Social Science)という新しい学際科学が誕生しつつあります。その背景として、ウェブのソーシャル化やIoT の登場により行動の電子的痕跡が蓄積されるようになったことや、ビッグデータを扱う数理・情報技術が発達したことがあります。さらに、情報化社会において人間行動や社会そのものが複雑化し、新しい理解の仕方が求められていることもあげられます。本講演では、計算社会科学とは何かを解説し、情報化社会における社会問題への新しいアプローチを紹介します。
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13:30-
15:00 基 調 講 演
田原 総一朗 氏 × 魚住 りえ 氏
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15:30-
17:00 近年の洪水災害と水環境に係わる学術と
行政・政治の動向 中央大学 理工学部 都市環境学科 教授
山田 正 氏
近年、広島県の豪雨による土砂災害(2014 年)、関東・東北豪雨による鬼怒川の決壊(2015 年)など、毎年のように豪雨災害が発生しています。今年7 月には、九州北部で線状降水帯がもたらす集中豪雨によって河川が氾濫し、甚大な被害となりました。昨今の激甚化する豪雨災害から社会を守るためには、河川整備計画で検討されるようなハード対策だけでなく、ソフト対策として、国・自治体・市民が一体となった危機管理システムの全面的な見直しが必要です。毎年のように起こる前例のない災害について、そのメカニズムを詳述するとともに、これを減災に導くための先進的研究について紹介します。
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15:30-
16:30 ライフタイム BIM / IoT を考える
株式会社NTTファシリティーズ プリンシパルアーキテクト
横田 昌幸 氏
建物は使われて初めてバリューを提供します。BIM は
設計、建設フェーズでは幅広く使われ始めましたが、建物の竣工以降、運用、改修、更新を経て撤去まで至るライフタイムでの利用こそ大きな価値を発揮します。これからは、既存建物ストックを如何に使い尽くすかが施設サービス上重要な時代です。NTT ファシリティーズ新大橋ビル等のBIM 運用の知見を基に、既存建物の運用管理やFM、模様替工事でBIM をどう活用するかに加え、新たな便利で楽しい施設サービスを生み出せないか、BIM 運用の可能性を追求します。
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15:30-
17:00 八百萬(やおよろず)のAIと、
人と、データ市場 東京大学 大学院工学系研究科 システム創成学専攻 教授
大澤 幸生 氏
人工知能は本来総合工学ですが、膨大なデータから事物を学習する技術に日が当たり過ぎています。実は、膨大な写真から特定の被写体を学習することよりも、1 枚の写真を撮るためにカメラを向ける方向を決めることこそが根本的であり、解決の必要な問題ですが、本質的な解決の糸口は現在ありません。本講演では、この問題に光を当てる方法として、イノベーションを生み出すために国を挙げて推進すべき情報社会システム「データ市場」への参加とその効果を紹介します。
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新宿駅西口、新宿西口ハルク前35番乗り場より20分間隔にて往復運行しております。
<ホテル正面発:8:00~21:40 / 小田急ハルク前発 8:10~21:50>
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KKE Vision 2017 プレス担当
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