このイベントは終了いたしました。

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

ごあいさつ

KKE Vision は、より良い社会の実現に向けた様々な取り組みを、多くの方々と共有する場として、その形を変えながら10年以上続けているイベントです。
今年も「Innovating for a Wise Future」をキーメッセージに据えました。
その思いは確実に前進しており、「概念」からさらに一歩踏み出し、より具体的な「賢慮ある明るい未来」を描こうとしています。
本イベントで、精力的に研究活動を展開されている方々に最新の知見をご披露いただきながら、皆さまと共に、未来像とその実現について考えるきっかけとなれば幸いです。
今年は初めて福岡でも開催のはこびとなりました。
ぜひお誘い合わせのうえ、ご参加ください。

2016年9月吉日 株式会社構造計画研究所
KKE Vision 2016 事務局一同

TOKYO

2016 10 26(水)
9:30 開場 10:00 開始
虎ノ門ヒルズフォーラム
10:00-10:15
ご挨拶
10:15-11:45
基調講演
日本と今後の国際情勢
portrait
森本 敏 氏
拓殖大学 総長 元防衛大臣

【プロフィール】
昭和16年東京生まれ。
防衛大学校理工学部を卒業後、防衛庁入省。昭和52年外務省アメリカ局安全保障課に出向。昭和54年外務省入省。在米日本国大使館一等書記官、情報調査局安全保障政策室長など一貫して安全保障の実務を担当。専門は安全保障、軍備管理、防衛問題、国際政治。
平成4年以降、野村総合研究所主席研究員、慶應義塾大学、中央大学、政策研究大学院大学、聖心女子大学などで講師・教授を務める。平成12年より拓殖大学国際学部教授等を経て、平成28年から現職。
平成24年 民間人として初の防衛大臣に就任。
平成27年 防衛大臣政策参与に就任し現在に至る。

【著書紹介】
「“海洋国家”中国にニッポンはどう立ち向かうか」(編著、日本実業出版、平成28年7月)
「防衛装備庁―防衛産業とその将来―」(編著、海竜社、平成27年12月)
ほか多数。

真の安全・安心社会を目指して
サステナブル社会の実現
人を助けるテクノロジー
13:15
-
14:45
自然災害の軽減に向けた情報の提供について
portrait
気象庁
予報部長
関田 康雄 氏
気象庁では、自然災害の軽減に向けて、様々な防災情報を発表しています。
本講演では、気象庁が気象・火山・地震それぞれの災害軽減のために発表する防災情報が、どのような技術基盤に基づいて作成されているか、また、これらの情報をどのように活用すれば良いかを解説します。さらに、防災情報改善の方向性についても紹介します。
13:25
-
14:55
森と都市の共生
-循環型資源としての都市木造-
portrait
東京大学 生産技術研究所
木質構造デザイン工学 教授
腰原 幹雄 氏
2000年の建築基準法改正により、都市部でも大規模な木造建築が実現可能となり、少しずつではありますが、多層の都市木造が誕生しています。都市部の建築に求められる構造性能・耐火性能を満足させる都市木造のための基本的な技術に基づいて、第2ステージとして魅力的な木造の提案が求められています。また、都市木造は森林資源の有効活用という視点からみると、木材の資源循環の一部を担っています。
本講演では、森と都市の共生の中での都市木造の将来像について考えます。
13:35
-
15:05
生活の支援としての自動車自動運転
portrait
筑波大学
システム情報系 教授
伊藤 誠 氏
自動車の自動運転に関する技術開発が進み、部分的には実用化も始まっていますが、一方では、自動運転に起因する事故もいくつか発生する事態が生じています。自動運転は、一過性のブームにとどまらず、本当に高齢者をはじめとする人々の日々の生活に役立つものになっていけるでしょうか。
本講演では、自動運転の開発において何が課題となっているかを紹介するとともに、その課題を克服するための方法や、今後の展望について考えます。
15:15
-
16:45
事故未然防止のための安全文化醸成戦略
portrait
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
高野 研一 氏
原子力、食品、自動車、鉄道などの組織事故は、企業による人員削減や設備投資抑制、安全体制の緩慢な後退、スケジュール優先の職場風土など組織要因により発生したとされ、これに対処する概念として「安全文化」が提唱されました。しかしその概念は曖昧で、産業現場での取り組みに対する具体性に欠けていました。
本講演では、過去の研究や実践の成果を整理し、安全文化を構成する8つの要素に分類し、主要要素について実践的な取り組み戦略、具体的アクションプラン、見える化をテーマとした産業界での取り組みについて紹介します。
15:25
-
16:55
デザインがイノベーションを牽引する
-「身の回り IOT」を例に-
portrait
東京大学 生産技術研究所
教授
野城 智也 氏
現代社会のダイナミズムのなかで、イノベーションの「やりよう」は多様化しています。ただ、日本では、とおりいっぺんのやり方でイノベーションに取り組もうとしており、そのことが停滞・閉塞の一因となっているように思われます。
本講演では、日常生活の場でのIoTの利活用を題材に、デザインが牽引するイノベーション(Design Lead Innovation)に焦点をあて、私たちがイノベーションの「やりよう」を如何に革新しなければならないのかを考えます。
15:35
-
17:05
ヒトの潜在能力を生かすモノづくり
-福祉工学への招待-
portrait
東京大学 名誉教授
北海道科学大学 保健医療学部 教授
伊福部 達 氏
ヒトはある生体機能が弱ったり失われたりした時に、その機能を代償しようとする潜在能力を持っています。その潜在能力を生かすためのモノづくりに必要なのが「福祉工学」です。生理学や工学など、多様な学問を横断的に駆使する福祉工学から得られた知見や技術は、真に人間と共存・共生できるロボットや人工知能の発展にも貢献します。
本講演では、高齢者を含む、視覚や聴覚、運動機能が弱った人たちのために開発した様々な成果と、それらが新たなテクノロジーへと発展する流れについてお話しし、皆さんを福祉工学の入口へと招待します。
※ 講演内容・講演者を予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
※ 午後の講演は開始時刻がそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
ラウンジ(4F・5F)のご案内
スマートロックや属性判定などのIoT機器、高層ビル地震体験など最新技術の体感展示を実施します。
フリードリンクや無料Wi-Fiもご準備しておりますので、是非お立ち寄りください。
wifiアイコン

〒105-6305
東京都港区虎ノ門1-23-3
虎ノ門ヒルズ森タワー5階
最寄り駅

東京メトロ 銀座線
「虎ノ門駅」1,2番出口 徒歩約5分
access map

FUKUOKA

2016 11 29(火)
12:30 開場 13:00 開始
グランド ハイアット 福岡
13:00-13:10
ご挨拶
自然災害への備え
暮らしを変えるIoT
13:10
-
14:25
未来に向けた免震技術
portrait
福岡大学 工学部
建築学科 教授
髙山 峯夫 氏
わが国で免震構造が実用化されて約30年が経過します。その間にさまざまな免震部材が開発され、戸建て住宅から超高層建築まで適用範囲は拡大してきました。最近では、3次元免震やセミアクティブ制御を利用した免震技術が登場しています。また、この間に免震建物は阪神淡路大震災、東日本大震災、そして熊本地震を経験しましたが、いずれの地震でも免震効果を発揮し、建物は無被害であり、建物機能も維持しています。
本講演では、現在までの免震構造の発展を振り返り、これからの免震技術について考えます。
13:10
-
14:25
IoTと位置・空間情報サービスが
もたらす未来像
portrait
名古屋大学 未来社会創造機構 教授
社会イノベーションデザイン学センター 副センター長
河口 信夫 氏
家電・自動車・電子機器など、あらゆるモノに通信機能や計測機能を搭載する「IoT」の盛り上がりにより、これまでは取得できなかったモノの位置情報やサービス提供が可能になり、新たな位置情報サービスの発展に期待が高まっています。
本講演では、O2Oビジネスやオープンデータ/シビックテックなどで位置情報サービスの研究・開発から振興に至るまで幅広く関わってきた立場から、IoTと位置・空間情報をめぐる様々な技術・活用の紹介とともに、それらの発展がもたらす未来像と、そこに至るまでの課題について考えます。
14:35
-
15:50
頻発する異常豪雨と災害
-まさかの災害にどう備えるか-
portrait
九州大学大学院
工学研究院附属アジア防災研究センター 教授
橋本 晴行 氏
異常豪雨と言っても様々で、短時間の集中豪雨もあれば数日間連続して降る雨もあります。異常豪雨による災害はまさにシナリオなき災害と言っても過言ではありません。あらかじめ決まったシナリオであれば事前に備えて対応することも容易ですが、突発的に発生する豪雨への対応は困難です。従って、まずは過去の災害事例について調査し、教訓を見出すことが重要です。
本講演では、最近の九州・山口の豪雨災害を事例として、災害の実態や人の避難行動、自治体の危機管理の一端を紹介しながら、豪雨時の対応のあり方を考えます。
14:35
-
15:50
IoT:企業におけるデータ活用イノベーション
portrait
【コーディネータ】
福岡県中小企業診断士協会 理事 / 創業・経営革新研究会 会長
長柄 一夫 氏
ビジネスにIoTを採用しようとする企業において、どのようにデータを活用して事業のイノベーションを行おうとしているかを、介護見守りサービス、不動産管理、ブロックチェーンを活用した事業を提案する3社からリレー形式で発表いただき、今後のIoT活用の方向性を探るとともに、その活動のヒントを提供します。
聴講者の皆さんとともに、福岡発のIoTビジネスの活性化を図っていきます。
※2016年11月22日 講演内容を修正しました。
16:30-18:00
基調講演
数理工学:社会を支える数学
portrait
合原 一幸 氏
東京大学 生産技術研究所 教授
最先端数理モデル連携研究センター センター長

本講演では、実世界を対象にした社会を支える数学である「数理工学」の概要を紹介します。まずはじめに、制御理論と力学系理論の融合による複雑系制御理論、非線形ビッグデータ解析理論など数理工学の最近の発展について解説します。次に、その具体的な社会への応用事例、たとえば、数学に基づくがん治療、複雑システムの故障を事前に予測する動的ネットワークマーカー、脳、経済や地震などのビッグデータ解析、人工知能における動的情報処理の重要性などに関して説明します。

※ 講演内容・講演者を予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
ラウンジ(3F)のご案内
スマートロックや属性判定などのIoT機器、高層ビル地震体験など最新技術の体感展示を実施します。
フリードリンクや無料Wi-Fiもご準備しておりますので、是非お立ち寄りください。
※Twitter(@KKE_Inc)にて随時展示内容を公開いたします。
wifiアイコン

〒812-0018
福岡市博多区住吉1-2-82
最寄り駅

JR「博多駅」博多口 徒歩約10分
地下鉄「中州川端駅」5番出口 徒歩約10分
西鉄「福岡駅」 徒歩約10分
access map

お問い合わせ

※「お問い合わせ」ボタンでメールアプリが起動しない場合は、

までお名前・ご連絡先・お問い合わせ内容をお送りください。

取材来場について

取材でのイベント参加をご希望の場合は、以下よりお申込みください。
プレス専用席をご案内させていただきます。

KKE Vision 2016 事務局